俺はバッツ・クラウザー20歳。ニーt・・・・いやいやいやいやいやいやいや!!あてのないニー…あ、いやいやいやいやいやいやいや!!!あてのない旅b…(ry)
兎に角。今、俺達は困っている。歯に挟まったホウレン草が取れないくらいに困っている。人生最大のピンチってやつだ。(何処がだよ)
クリスタルと愉快な戦士達~極めろ?踊り子のへの道~
「お金が……無いっっ!」
ドンッと音が鳴るくらいに激しくテーブルを叩くのは、イレギュラー主人公のバッツ・クラウザー20歳。ニーt…
「俺は旅人だし、主人公だぁぁぁぁーーーー?」(何故、疑問)
心の突っ込みはさておいて、バッツは深い絶望を訴えるように呟く。
「お金が無いんだ。銭なしだ。あ、この世界ではギル無s…」UZeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!
―――省略。
「これ美味いなー」
「本当、美味しいわ」
「流石は高級食材であるフォアグラだよねー。あ、マスター10人前追加ねー」
話しかけた筈のバッツを完全に無視しながら、娘3人は黙々と食事をしている。
「おーい。聞いていますかー?」と言うバッツの事は眼中にすらない。と、言うより。食に夢中で聞いてすらいないし、彼の存在そのものを完全に忘れている。彼はそこにない存在。在る筈のない存在として扱われ、まるで空気のような…しかし、それすらも感じられn…「もう悲しくなるからそれ以上は止めてくれませんか…」
しかし完全無視。完璧空気。本当、ガチ眼中にn…「アノー、ヒトノハナシキイテマスカ?」
しくしくと涙を浮かべたバッツは、最後の頼みの綱(唯一まともな仲間)に視線を向ける。
涙目になりながらもレナの肩へと手を伸ばし、ただ。話を聞いてもらおうと・・・・
「うるさいレナにさわるなメテオ」(クイック・れんぞくま)「Gyaaaa―――――――――!!!」ファリスに容赦なく放たれた時空最強魔法(連続)に、バッツと店は崩壊した。
バッツの叫び声は、空間をも越えて逝った。あ、誤字。変換ミス。いった。
全滅した……「―――人を殺すなぁぁぁぁ!って言うか、ファリスゥゥゥゥゥ!何しやがる!!一瞬、無の空間でガラフが、「言っただろう?まだお前の来るべき所ではないと…」って、手を振っていたぞ!!!!」
お約束な黒焦げ&アフロ状態のバッツにファリスは明らかに嫌そうな顔で舌打ちをする。
「チッ生きていたのかしぶといニートめそのままあの世に逝きこの世に還る事無く常世の国に留まる選択もあったのによ」
「・・・」
結構…否。かなり酷い事を早口でまくしたてるファリスに、バッツは愛する故郷を思い浮かべ、頬に伝う涙を自然に受け入れた。
崩壊した店。そして黒焦げ(バッツ・レナ・ファリス・クルル以外)の人々は何が起こったのか理解出来ず、目をパチパチさせその場に立っている。
そう。全てのこれが始まりだった。俺が、俺で居られる最後の―――……
最後の……孤独との戦いで力つきて…「空気と言う存在」からぬけ出る気力がなかった。
おれはだんだん気持よくなってきて……
全滅s…
「あのね…お願いだから、勝手に終わらせないでくれませんかね。聞いていますかー?え?聞いていない。聞いていませんか。そうですか。そうですよね…。ははっ、分かっていましたよ。ええ、はい。分かっていましたとも…」ああ―――…
ああ、リックスがごいしい。ごいしいべー。
※訳:ああ、リックスが恋しい。恋しいよ。
もう、なんつうか、俺ここに居て良いんだべか?俺さ、リックスさー帰りてえわ。
※訳:もう、何て言うか、俺ここに居て良いのか?俺さ、リックス帰りたいな。
「ハッ!あかん。あかん。思わず故郷がなづがしぐでリックスの訛りがでたべや…」
※注意この訛は嘘もありますので、本気にしないでね☆
でも少しだけ管理人の方言(訛)もあるよ。
・・・取りあえず。話が進まないので話を進めましょう。
と言うわけで、寒空の下(ファリスのメテオのせい)
光の4戦士…闇の4戦士は作戦会議です。いい迷惑なのは、お店の人です。半泣きしています。半狂乱です。バッカスの酒で大暴れです。当たり前です。
しかし、そこで突っ込まないのが闇の4戦士です。完全放置。ガチ無視です。眼中にありません。流石は生死をかけた戦いをしていた彼ら。肝が据わっています。
が、
肝が据わっているのではないのです。ただ単に図太いだけです。構うのが面倒なだけです。それどころか、これ以上近付こうならばフレア剣乱れ打ちを放つ勢いなので、お店のオーナーの経営関係は如何したの?と言う質問は止めましょう。無視しましょう。
「んで、何だよ」
ようやく真面な返答が返ってきたような気がするのは気のせい…ではない。
ずっと、ずっと待っていた。この時を…
それは遠い…遠い。とても遠い
…「良いから早く要件を言え然もなくば刺す」「…うん。もう刺さっているし」
バッツの脳天には、アサシンダガーがぶっ刺さっていた。それはそれは、もう。グッサリと刺さっている。
はっきり言って痛いというレベルではない。下手をすると死ぬ。と言うか特殊効果でも死ぬ。どちらにしても死ぬ。死亡フラグ200%だ。
それでもバッツは、何とかこの意思を伝えようとコホンと咳を鳴らし皆に向かって言葉を投げかけた。
「手短に話すと、お金が無い。あ、こっちではギルn
…「バハムート」(クイック・れんぞくま)「グ・・・ズ・・・・・・ギャアアアアアアム!!」・・・しばらくお待ちください。
「って、これから如何するんだよ。金が無いって…バッツお前がわr
…「俺のせいじゃないと思うんだけどなぁぁぁーーーーー」少々?薄ら寒い殺気を出しながらバッツは笑う。
酒は飲む。好き放題物は購入する。フォアグラ10人前も食って…それはないだろぅ~~。とバッツは殺気立っている。
が、
「ふーん」
「反応薄っっ!!」
取りあえず
バッツの言う事は無視して、バッツの言う事は無視して(大切なので2回言います)「何それ?ひd…「3度目を言われたいようだな…」
「いえいえ滅相もありません貴方様の輝かしい功績は何にも勝らぬ素晴らしいものだと存じて居ります故…」
精気のない瞳で、取・り・あ・え・ず。ファリスを褒め称えるが、ガチ無視。お構いなしでファリスは己の道を進む。
「じゃぁ、バッツ。お前、踊れ…」
「・・・・・・・・・・・・・・はいぃ?」
「ほら、あれだ。あの時。お前が踊ったら金貰っただろう?」
「あー、ルゴルの村の事か」
「俺達は、踊り子マスターだ。もしかしたら100ギル以上…いや!それ以上貰えるかもしれない」
「欲張ると身を滅ぼすぞ・・」ポツリと言った言葉は、ファリスの睨みで遮られる。
「だからそれで稼げ。稼いで来い。行け急げぐうたら言っている暇はない!」
「何故・・・何故故俺でごわすかぁぁぁぁ」
「うるさいデ・ス☆(クイック・れんぞくま)」「ウボァー!」本日何度目かの断末魔(FF歴代ボス)は空の彼方へと消えていった。
そうしてバッツが次に目覚めた時―――…
「うっ、こ…この姿は!?」
ラミアのティアラ
レインボードレス
赤い靴
「似合っているぜ?バッツゥー。ぷぷっーーwww」
ブハッと笑ったファリス。最後の笑は勿論。わざとっぽいです。と言うか意地悪です。悪意の塊です。陰謀です。腹黒いです。
「あ、その…似合っていると……思う…わ」
明らかに視線を漂わせレナは言葉に困っている。と言うより視線すら合わせてくれない。
変態と言う眼差しを向ける事を拒絶しているかのような…受け入れたくないと言う表れだろうか…完全に“バッツ”と言う存在を無に消し去ろうとしている感じが伝わった。
何て言うか、絶望と言う重圧が伸し掛かったかのような悲しさ…
「バッツ、馬鹿みたい~~
あはv」
満面の笑みでクルルが笑う。
無邪気と言う心が一番残酷です。
哀しみを飲み込み、それでもバッツは彼女たちに訴えた。
「あのさ。これって、レナとかファリスとかクルルとかの方が…良いんじゃないか?」
何故俺が?と言う表情でバッツはファリスに訴えるが…
「個人的に見たかっただけだ」
流された。
兎に角善は急げという事で、一行はルゴルへ向かう。
パブに入ると、踊り子のジョブマスターであるバッツは、颯爽と?お立ち台に上がる。
上がったのは良いが…
Shit!足が震えてやがるぜ…。いくら踊り子のジョブマスターでも、緊張するものは緊張する。この震える足は、緊張から…か?いや、違うな。数々の困難と言う苦r…
「良いから早く踊れよ!」「はいはい。踊れば良いんでしょう。踊れば…」
そうしてバッツは踊った。兎に角、踊った。もう汗と言う汗が全身を包み。そして、妙な一体感さえ覚えた。心地よい。ダンスとはこうも人の心w・・・・
100ギルもらった
「・・・ど、如何して…何・・故な・・・んだ」
がくりとバッツは両膝を床に着ける。まるで、錘でも伸し掛かったのではないかと言う位の絶望感がそこにあった。
そう。どんなに頑張っても、どれだけジョブをマスターしても、貰えるギルは変わらない。
そんな事。分かっていた…さ。でも、少し期待していたんだ。もしかしたら・・・ってさ。
だからって、
だからってこんな仕打ち…
「あんまりだぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
俺は何のためにここまで……
orz「あー、あー。面白かったなー。バッツの踊り子姿。あれは笑えた。写真撮っておけばよかったな!」
「もう、姉さん…」
「ま、暇つぶしになったし、今日は何処に行くー?」
3人の会話は何処か弾んでいて
美しい虹のドレスを翻すバッツは、半分灰になっていた。
クリスタルの4戦士は今日も元気です。
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